合田佐和子 ごうださわこ Sawako Goda

1940年 10月11日高知県生まれ。

1955年 私立土佐高等学校入学。58年卒業。

1958年 武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)本科商業デザイン科入学。
    廃物を利用したオブジェ作品を制作し始める。

1962年 同校卒業。

1966年 作品集「Fun with Junk」がアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、オランダで刊行。


1965年 銀座銀芳堂で自称「ガラクタ・オブジェ」による初個展。

1967年 銀座ルナミ画廊での第二回個展「白い妖怪の美学」に300点!のオブジェ作品を出品。

1969年 唐十郎主宰の劇団状況劇場「少女都市」のために初めて小道具制作を担当。以後、
      しばしば宣伝美術・舞台美術を担当する。

1971年 1月に二度目の結婚後、8月までニューヨークに滞在。このときに道端で拾った
      写真に触発され、帰国後、その写真をもとに第一回油彩作品『祖父母たち』を制作。
      三次元のものを二次元には描くことができなかったが、以後、二次元の写真を見て
      油彩を描くというスタイルを作る。

1972年 銀座・村松画廊にて油彩作品による初めての個展を開催。

1977年 寺山修司主宰の演劇実験室天井桟敷「中国の不思議な役人」の舞台美術と宣伝美術を
      担当する。以後、天井桟敷の舞台美術・宣伝美術、寺山修司の映画の美術を担当する
      ようになる。
      この頃から油彩画の制作ができなくなり、パステルやポラロイド写真による作品の制作を
      始める。

1978年 11月娘二人を連れてエジプトへ旅行。

1980年 作品集『ポートレイト』(ヘラルド・エンタープライズ)を刊行。
      出版記念展「夢の回廊 合田佐和子『ポートレイト』展」(渋谷西武美術画廊)を開催。

1981年 「合田佐和子ポラロイド写真展第1回」「同第2回」を連続して開催。

1983年 作品集『パンドラ』(パルコ出版)刊行。出版記念展を渋谷STUDIO PARCO Gallery View
      で開催。

1985年 オリジナル・ミニアチュール銅版画集『銀幕』(美術出版社)を刊行。
      出版記念展を渋谷・美蕾樹、六本木INGOで開催。
      4月、娘二人とともにエジプトに移住するが、翌年3月諸事情により帰国。

1987年 『ナイルのほとりで』(朝日新聞社)刊行。

1988年 作品集『目玉のハーレム』(パルコ出版)刊行。

1989年 『オートマチズム』(トムズボックス)刊行。

1991年 中上健次の連載小説「軽蔑」(朝日新聞朝刊)の挿絵を担当する。始め依頼を断ったが
      すべて「眼」の鉛筆画を使用すること条件に引き受けた。

1994年 『みずうみ』(アップリンク)を刊行。記念展「眼の回廊」を青山・スパイラルガーデンで開催。

1999年 青山のPASTEL MUSEUMで「合田佐和子展 シリウスの小包み」を開催。

2001年 「森村泰昌と合田佐和子」展(高知県立美術館)開催。

2003年 「合田佐和子 影像」展(渋谷区立松濤美術館)開催。

2007年、2010年 ギャラリー椿にて個展開催。

2012年 鎌倉のGALLERY Bで油彩の新作による個展を開催。

2013年、2014年 みうらじろうギャラリーにて個展を開催。