夏物語/第一章 L'histoire d'ete / Chapitre 1
会期:2018年8月18日(土)〜9月3日(日)
12:00〜19:00 月曜・火曜休
オープニングレセプション:8月18日(土)17:00〜19:00
出品作家:綺朔ちいこ、河合真維、SHINRI、花菱慧、三谷拓也(五十音順)
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Summer Story / Chapter 1
Date : 18 Sat. August - 3 Sun. September, 2018
Opening reception : 18 sat. August 17:00 - 19:00
Artists: Chiiko Ayasaki, Mai Kawai, Kei Hanabishi, Takuya Mitani, SHINRI |
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綺朔 ちいこ chiiko ayasaki |
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無果汁フルーツドロップス
〈たったひと粒の人口蜜度〉
2018
ペン、水彩、鏡
38.0x24.0cm(額込)
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無果汁フルーツドロップス
〈くちあたりはあまく栄養のない わるいことではないのかもしれない〉
2018
ペン、水彩、鏡
38.0x24.0cm(額込)
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無果汁フルーツドロップス
〈秘密の彩度と濃度と明度〉
2018
ペン、水彩、鏡
38.0x24.0cm(額込)
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無果汁フルーツドロップス
〈てのひらにとどくことばのあなた〉
2018
ペン、水彩、鏡
38.0x24.0cm(額込)
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無果汁フルーツドロップス
〈手にしなければよかったなんて思わないでもないかもしれない〉
2018
ペン、水彩、鏡
38.0x24.0cm(額込)
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“ 秘密の彩度と濃度と糖度
のみこむことばで地に足を着け
舌先におとすドロップス
液晶画面の原液を薄め
てのひらへ届くことばのあなた
たった一粒の人口蜜度
無果汁の林檎 無果汁の無花果
手にしなければよかったなんて
思わないでもないかもしれない
くちあたりはあまく栄養のない
それは悪いことではないのかもしれない ”
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鏡を額に仕立てた作品は、
“ 静かな水銀スープ ” というテーマから始まりました。
水銀は、静かな状態では鏡面に自分の姿を映しますが、
乱れた状態では粒になり、熱を待てば揮発し身体を蝕む。
今回は、ひととのコミュニケーション、端末をテーマに作成しました。
こころと向き合うことは最も辛く、甘美かもしれません。
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*略歴*
新潟市出身、横浜市在住。
新潟の海の近くで育つ。
千代田工科芸術専門学校卒業
イラストレーター及び創作をしています。
1993年より書籍挿絵、個展、グループ展等、東京を中心に活動中。
感情は“身体感覚”であるという主観をもとに、ペンにインク、水彩等で、絵であるより“もの”としていとしくある様こしらえています。
画廊で、書店で、本当なら一生出逢わない筈の物語へ引きずり込むことが描く仕事なら、私は無性に携わりたい。
ことばのための装飾や絵は、立体と平面と物語の間の、手に触れられる現実だから。
◇ 主な個展 ◇
1995年〈裸足のロリータ〉 ミルクホール宵待草/東京・井の頭公園
1997年〈水の林に住む彼女〉 バオバブ/東京・谷中
1998年〈水遊び〉 バオバブ/東京・谷中
1999年〈歌舞伎蝶とすみれのなみだ〉 Smile/東京・新宿
2001年〈魚心あれば、恋心〉 Gallery 銀座フォレスト/東京
2002年〈さつきの恋の吹き流し〉 Gallery 銀座フォレスト/東京
2006年〈散歩゜のあとは乱歩゜の珈琲〉 珈琲乱歩゜/東京・谷中
2010年〈静かな水銀スープ〉 パラボリカ・ビス/東京・浅草橋
2012年〈本物のプラスティック〉 ギャラリー愚怜/東京・本郷
2014年〈フラスコベイビー試験管ハニィ〉 ギャラリー愚怜/東京・本郷
◇ 主なグループ展 ◇
2003年〈濃縮還元ヲトメ〉田口明+立島夕子+綺朔ちいこ3人展 ギャラリー・ルデコ/東京・渋谷
2004年〈少女抄〉2人展 版画家永吉友紀 gallery nike/東京・銀座
2011年〈ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲〉 チェコセンター/東京・広尾
2012年〈加虐的乙女の被虐的日常〉 パラボリカ・ビス/東京・浅草橋 、巡回 月眠ギャラリー/大阪
2013年〈-嫐-三つ巴・陳列室〉古茂田杏子+西村宣造+綺朔ちいこ3人展 Galerie Or・Terre/東京・京橋
〈少女地獄〉 みうらじろうギャラリー/東京・小伝馬町
2014年〈新世紀少女宣言少女のための解放区〉 Bunkamura Gallery/渋谷
2015年 銅版画の会〈四角い空〉 青木画廊/東京・銀座
第39回〈人人展〉 東京都美術館/東京・上野 &〈小さな人人展〉 羽黒洞/東京・湯島
2017年〈美術館で会った人だろ〉 画廊喫茶Zaroff/東京
銅版画の会〈四角い空〉 青木画廊/東京・銀座
〈Bへのオマージュ〉 みうらじろうギャラリー/東京・小伝馬町
〈版は異なもの味なもの〉 The Artcomplex Center of Tokyo/東京
2018年〈えんぴつ倶楽部クロッキー展〉 Gallery STAGE1/東京・銀座
第42回〈人人展〉 東京都美術館/東京・上野 &〈小さな人人展〉 羽黒洞/東京・湯島
〈TEAM-TAN オールスターズ〉 The Artcomplex Center of Tokyo/東京 、巡回 騒ギニ乗ジテ/大阪
〈〜水彩画展-Aquarelle3〜〉 The Artcomplex Center of Tokyo/東京
〈さよならバブーシュカ展〉下北沢 バブーシュカ
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HP〈あやさきんぎょ楼〉
http://www.ayasakingyo.com/
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河合真維 Mai Kawai |
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in the garden
2017
アクリル
25.0x25.0cm |
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daydreamer
2018
アクリル
49.5x34.5cm |
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moonlight
2018
アクリル
43.0x31.0cm |
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quietude
2017
アクリル
31.0x23.5cm |
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monochrome street
2018
アクリル
40.0x28.4cm |
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流木
2017
アクリル
31.0x23.5cm |
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動物や植物など、自然からうまれたものを主なモチーフに、うつくしい幻想の世界を追求しています。
1990年 愛知県名古屋市生まれ。
2013年 愛知県立芸術大学デザイン専攻卒業
2015年 同大学美術研究科博士前期課程デザイン領域修了
個展
2011年 幻想庭園 (GALLERY ID/愛知)
2012年 Melancholina (GALLERY ID/愛知)
2013年 pianopiano (LOFT名古屋グラフィックスコーナー/愛知)
トロイメライの行方 (GALLERY ID/愛知)
2014年 CHAMELEON GIRL (GALLERY ID/愛知)
2015年 Letter From Fantasy (GALLERY ID/愛知)
2017年 呼吸する星 (HB Gallery/東京)
国内外のグループ展、アートフェア多数
受賞
2013年 愛知県立芸術大学卒業制作 桑原賞 (首席)
H/ASCA展 (堀美術館/愛知) 入選
2014年 HB FILE COMPETITION vol.25 鈴木成一特別賞
2015年 愛知県立芸術大学修了制作 優秀作品賞 (作品買上げ)
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SHINRI しんり |
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解放区
2018
アートクロス、アクリルガッシュ、色鉛筆
53.0x45.5cm(F10)
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いつかの秘密
2018
アートクロス、アクリルガッシュ
31.8x41.0cm(F6)
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未知への憧れ〜小さくて力強い命〜
2018
アートクロス、アクリルガッシュ
45.5x38.0cm(F8)
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未知への憧れ〜存在する命〜
2018
アートクロス、アクリルガッシュ
45.5x38.0cm(F8)
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私はここで降りるね。
2018
アートクロス、アクリルガッシュ、色鉛筆
41.0x31.8cm(F6) |
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あいりちゃんのプチトマト
2018
アートクロス、アクリルガッシュ、色鉛筆
33.3x24.4cm(F4) |
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大分県出身、福岡在住。
どこか本当に存在していそうな女性を妄想で描いています。
年齢を重ねるたびに葛藤する女性の姿や感情の移り変わり、何気ない日常の瞬間を記録しています。
みてくださった方の過去の記憶といつか経験するかもしれない未来、現在の想いと重なるような作品が描けたらと思っています。
HP https://shinrinoshinri.jimdo.com/
Instagram :@shinrinoshinri
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花菱慧 Kei Hanabishi |
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思ひ、燦々と-曜変天目-
2018
アクリル、岩絵具
41.0x27.3cm(P6)
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刻ゆくまま-伊万里-
2018
アクリル、岩絵具
27.3x41.0cm(P6)
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地に還る-九谷-
2018
アクリル、岩絵具
41.0x27.3cm(P6)
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東海大学工学部生命化学科 卒業
2018
花咲く頃/ 清アートスペース(六本木)
異界のもの作品展/ 銀座三越7階ギャラリー(銀座)
たんざく展/ 八犬堂ギャラリー(池尻大橋)・伊勢丹新宿店(新宿)
四美神展/ 八犬堂ギャラリー(池尻大橋)
個展「はじまりと終わり」/銀座モダンアート(銀座)
FACES and HEADS/ みうらじろうギャラリー(小伝馬町)
ニッポン!イケメンイケジョ図鑑/ 伊勢丹新宿店(新宿)
アジア創造美術展/ 国立新美術館(六本木)
瑠璃も玻璃も/ みうらじろうギャラリー(小伝馬町)
アートのチカラぷち!/ 伊勢丹新宿店(新宿)
2017
銀座MOGA/ 銀座モダンアート(銀座)
ワン!ダフルニューイヤー展/ 伊藤忠アートスクエア(青山一丁目)
見参2017/ 玉川高島屋S.C(二子玉川)
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三谷拓也 Takuya Mitani |
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産女
2018
高知麻紙、典具帖紙、岩絵具、銀泥、箔
33.4x24.3cm(F4) |
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ハー トルソー
2018
絵絹、岩絵具、箔
33.4x24.3cm(F4) |
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紅い花
2018
高知麻紙、典具帖紙、墨、岩絵具、箔、色鉛筆
33.4x24.3cm(F4)
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碧い風の詩
2018
高知麻紙、典具帖紙、墨、岩絵具、箔、色鉛筆
27.3x22.0cm(F3)
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紅かがち
2018
高知麻紙、墨、岩絵具、箔、色鉛筆
45.5x37.9cm(F8)
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面影
2018
高知麻紙、典具帖紙、墨、岩絵具、箔、色鉛筆
17.9x13.9cm(F0)
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月詠
2018
高知麻紙、墨、岩絵具、箔、色鉛筆
17.9x13.9cm(F0)
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夢待
2018
高知麻紙、墨、岩絵具、箔、色鉛筆
17.9x13.9cm(F0)
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1985年、鳥取県生まれ
ビジュアルアーツ専門学校 放送映画学科 卒業
その後、映像照明助手、技師を経てイラストレーター、画家として活動中
私の作品は、外的要因、内的要因に関わらず、時間、空間を選ばず、突如訪れる好奇心と表現への欲求、野心によって生まれます。
しかし必ずしも納得のいく物が出来るわけではありません。
何故なら、好奇心や表現欲求と同じかそれ以上に、不安や葛藤が私の中から湧き上がってくるからです。
他者の評価を恐れたり、自分の作品に対する思索の浅さに後悔したりと、枚挙に暇がありません。
私の主な画題は女性です。清廉性、気品、可愛さなど、追求するそれらの多くは、日々の妄想から生まれてきます。
しかしどうしても、澄み切った『美しさ』のみでは我慢できず、あえて醜いものや、恐怖を感じるものを画面に残そうとしてしまいます。
それはある種の偏愛、或いは性的嗜好であり、一枚絵で物を語ろうとする時に、この相反する『美』と『醜』の要素が、究極的に不可欠であると考えるからです。
そして、画面上に広がる『美醜』という名の闘技場では、表現欲求と葛藤とが闘います。
闘いのチェアマンである私はそれに裁定を下し、また、その勝敗に一喜一憂し、作品を生み出していくのです。
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